ようやく証券口座を開設した。『よし、これから資産運用をするぞ!』と思ったら、何をどれくらい買うか決めなければいけません。
その時に活躍するツールをご紹介。
株式の割合を決める時や積立額を決める際など、私が頻繁に使うものです。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
★株をどれくらいの割合にすればいいのか?
★今の資産配分で将来いくらになるのか?
★おすすめの資産運用サイトを知りたい
★毎月いくら運用するか悩んでいる
★自分の目的に合ったポートフォリオを作りたい
資産シミュレーションの簡単な計算機アプリ3つ
★投資金額を決めるなど、シンプルでわかりやすい計算機なら『資産運用かんたんシミュレーション』
★株式の割合を決めるたり、リスクとリターンを知りたいなら『ファンドの海』
★コモディティなど多くの資産に投資している中級者には『my INDEX 資産配分ツール』
投資金額を決めるとき
投資額や期間を決めるには『資産運用かんたんシミュレーション』がオススメです。
『資産運用かんたんシミュレーション』の使い方
投資金額を決めるには、どうしたらいいのでしょうか。
これから一般NISAを始めるぞ
将来はいくらになるのかしら
今回は、一般NISAで毎月10万円を5年間積立する場合を考えてみましょう。
先に結論を言うと、
投資金・・120万円×5年間=600万円
想定額・・約680万円 (6,800,609円)
80万円増えたぞ
入力は以下4か所。
➀運用利回り
目安は3~8%です。
今回は5%と入力します。
➁初期投資額
手元にまとまったお金がある場合に入力します。
もし普通預金に30万円をある場合は、初期投資額に30と入力します。
今回は、0円にしました。
5年以上使う予定のないお金を投資に回そう
➂毎月の積立金額
毎月無理なく積立できるお金のことです。(そのままですね。笑)
今回は、一般NISAで運用するので10万円と入力します。
バビロンの大富豪も『収入の1割を貯蓄せよ』と言ってたわ
➃積立期間
投資できる期間を決めます。
FIREまでの目標期間でもOK。
今回は一般NISA(ロールオーバーなし)を想定して5年を入力。
実際はこんなきれいな直線グラフにはならないけど、目安にはなるね。
4種類の計算シミュレーション
シミュレーションできるのは、4つのパターンがあります。
『将来の運用資産額を計算する』 『毎月の積立金額を計算する』『積立期間を計算する』『初期投資額を計算する』があります。
『将来の資産を計算』
運用利回り、初期投資額、毎月の積立金額、積立期間をそれぞれ入力すると、将来の資産がわかります。
前述したように、将来いくらになるのか知りたいときに便利。
最も利用頻度が高いです。
『毎月の積立金額を計算』
運用利回り、初期投資額、目標の資産額、積立期間をそれぞれ入力すると、毎月の運用額がわかります。
毎月いくら投資すればいいのか知りたい人に向いています。
『積立期間を計算』
運用利回り、初期投資額、目標の資産額、毎月の積立金額をそれぞれ入力すると、運用年数が出ます。
このまま資産運用すれば、何年後にリタイアできるか知りたい人に向いています。
『初期投資額を計算』
運用利回り、目標の資産額、毎月の積立金額、積立期間をそれぞれ入力すると、初期投資額ができます。
一括投資をすれば、将来いくらになるかがわかります。
ボーナスをまとめて投資したい場合や、まとまった預金がある方には向いています。
メリットとデメリット
メリット
◎入力が簡単
◎4パターンあるので自分の状況に合わせられる
デメリット
✖ リスクとリターンがわからない
リスクやリターンを知りたい場合は?
リスクとリターンを決めるとき
コロナショック中は、仕事中も株価が気になって集中できなかったんだ。
もう少し債券の比率を上げたらいいかもね。
自分が投資をしたいもの(資産クラス)の割合を決める時に使います。
『ファンドの海』の使い方
青の枠内に数字を入力するだけで、リスクとリターンがわかるので、
リターンを5%のまま資産クラスを増やしたい場合や
現在リスクを取りすぎていないか確認したい場合に使えます。
例)先進国への投資が2400万円 新興国に30万円投資している場合は、リターンが6.83% リスクが19.64%になります。
ちなみに、期待リターン・リスクは厚生年金と国民年金を運用している団体(年金積立金管理運用独立行政法人が発表している「基本ポートフォリオの検証について」)で公開されたデータを基にしているようです。
株式の割合をどうするか?
コロナショック中は、仕事中も株価が気になって集中できなかったんだ。
もう少し債券の比率を上げたらいいかもね。
リスクを下げたいなら、株式を減らして債券を増やすだけ。
そうすればリスクが低くなります。
将来はいくらになるの?
最頻値と期待リターンの違い
下にスクロールすれば、こんなグラフがでてきます。
赤枠の2か所を入力すれば、将来の資産額が予測されます。
例)毎月30万円を10年間積立すると、7160.5万円になる予測が出てきます。
ポートフォリオのメンテナンス方法
資産運用を始める時はもちろん、年に1~2回程度
目的と手段があっているか?
正しい方向に進めているか?
アセットアロケーション(資産配分)を見直す必要があります。
米国株が好調だと、総資産に占める株式の割合が多くなります。
株式100%なら何もしなくていいのですが、債券の比率を50%と決めているなら
株を売って債券を買って半々に調整しましょう♪
メリットとデメリット
メリット
◎毎月の積立額の計算もできる
デメリット
✖ 5資産のみ
✖ 運用結果が見にくい
【公式サイト】ファンドの海 http://guide.fund-no-umi.com/tools/aa.html
中級者向け ポートフォリオ作成
my INDEX 資産配分ツールの使い方
GOLD・REIT・現金など11資産もポートフォリオが作れる優れもの。
株と債券以外に投資している人や現金も入れて資産状況を把握したい人にはオススメです。
10万件のポートフォリオが見れるので、
★他の人がどんなポートフォリオにしているのか?
★リスクを上げずにリターンを上げる資産配分
が、わかります。
メリットとデメリット
メリット
◎11資産のポートフォリオが作れる
◎銘柄を選びやすい
◎シュミレーションが簡単
◎低リスク高リターンの資産配分が作れる
◎理想・過去・現在で比較できる
デメリット
✖ 金やREITなどをしていなければ、”ファンドの海”で充分
✖ 簡単なユーザー登録が必要
✖積立投資が算出できない
デメリットの後にメリットを解説します。
【 金やREITなどをしていなければ、”ファンドの海”で充分】
株と債券だけなら、ファンドの海でいいと思いますが、
金やリートをしているなら資産配分ツールの方が使いやすいです。
【簡単なユーザー登録が必要】
名前・メルアド・パスワードだけですが、入力すればすぐに使えます。
個人情報を知らせたくない人には不向きです。
【積立投資が算出できない】
他の2サイトは毎月積み立てた場合のシミュレーションができますが、資産配分ツールはできません。
このサイトにしか出来ない事は、過去5件のデータを保存でき、10万件のデータが見れて、11資産も管理できる点です。
【11資産のポートフォリオを作れる】
現金・日本の株と債券・米国株・先進国の株と債券・新興国の株と債券・日本と先進国と新興国の不動産・コモディティ・金・現金でポートフォリオが作れます。
【銘柄を選びやすい】
世界中の投資信託やETFの手数料・総資産・運用実績・ランキングなどを一覧で比較しているので、非常に見やすいです。
松井証券の口座を持っている人は松井証券で取り扱っている銘柄を見ることしかできません。
このサイトなら、全ての金融機関で取り扱っている銘柄が一目瞭然です。
【シュミレーションが簡単】
ITバブル・リーマンショックなどで、資産がいくら減るか?
5年後や20年後は、いくらになるか?
過去20年のデータの分析により予想できます。
【低リスク高リターンの資産配分が作れる】
10万件の ”みんなのポートフォリオ”で平均を示してくれます。
これを参考に、低リスク高リターンのアセットアロケーションが作れます。
【理想・過去・現在で比較できる】
過去に作成したポートフォリオが5件無料で保存できるので、理想や去年と現在を比較できます。
毎年、目指すポートフォリオに近づいているか?前回と比べてリスクとリターンが許容できるか?経時的に分析することができます。
サイドFIREのポートフォリオ作り方
サイドFIREのように、目標金額や期間が決まっている場合は一番初めに紹介した『アセットマネジメントOneの『資産運用かんたんシミュレーション』を使います。
サイドFIREに必要な資産
生活費の半分を労働で補う場合、サイドFIREの目標金額は、年間生活費の12.5倍です。
毎月の生活費が30万円なら、サイドFIREするのに30万×12か月×12.5=4500万円が目標になります。
シンプルですね。
積立金額を決める
アセットマネジメントOneの『資産運用かんたんシミュレーション』の『毎月の積立金額を計算』を使います。
あとは、何年後にリタイアしたいのか決めます。10年後なら
目標金額 4500万円
投資期間 10年
利回り 5% (もしくは「ファンドの海」で算出されたリターン)
を入力をすれば、毎月いくら積み立てればいいかわかります。
参考記事はこちら→【FIRE】アーリーリタイアする為には いくら必要か?
サイドFIREは計画的に♡
将来どうなりたいのか?
理想から逆算して投資先や金額を決める方法を紹介しました。
退職は50歳で、年金を65歳から受け取る場合に『いくらを何年積み立てればいいか』がわかります。
ツールを使えば、『10年後に家族で世界一周旅行をするために400万円準備する方法』も具体的になります。
『娘が大学で足りない学費300万円を今から運用したい』など、目的をもって運用しないと挫折するかも。
また、コロナで資産が減って焦った人も多かったのではないでしょうか。
それならリスクを今のうちに減らした方が、いい結果に結びつきます。
私はサイドFIREした後は、株100→80% 債券など20%に調整しました。
今回紹介したツールが役に立ちましたので、簡単に紹介させていただきました。
投資の3原則、積立・長期・分散投資を守り、早くリタイアして、第2の人生を楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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